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世界の化石産地【カルー盆地(karoo Basin)】

・南アフリカの中央に40万k㎡にわたり海抜1500m以上に広がってる乾燥した盆地です。
・カルー(Karoo)とは、南アフリカ先祖のコイ族の言葉で「乾燥した土地」の意味です。

・古生代後期〜中生代前期の陸上に堆積してできた地層で4層に分けられます。
・4層はペルム紀氷河期で始まり火山活動期で終わっています。

・カルー盆地にはPT境界層がありこの時代を生きた生物の化石が多く発見されています。
(P-T境界とは古生代と中生代の境目にあたる地質年代区分用語で、
史上最大級の大量絶滅が発生した時をさします。)

・リストロサウルス、ゴルゴノブス、ディイクトドン、リカエノプラス
などの化石が発見されています。

・P-T境界の大量絶滅を調べるうえでカルー盆地(化石)が調査されることがあります。
・最近ではカルー盆地がシェールガスの開発地として注目されています。
(シェールガスは頁岩【shale】(堆積岩の一種)層から採れる天然ガスです。)