〝鳥は恐竜から進化した”
この根拠は、鳥類が恐竜と同じ体の構造を
たくさん持っていることから考えられています。
近年、鳥と恐竜の間の進化をつなぐ謎が話題になっています。
始祖鳥その注目は、始祖鳥に向けられています。
始祖鳥は、もっとも古い鳥だとされ
体の構造が鳥にも恐竜にも似ている生物として考えられていました。
始祖鳥は、後ろ肢が鳥の特徴とは異なり、
肉食恐竜のそれと似ていることなどから近年では、
鳥ではなく、肉食恐竜なのではないかといった説を唱える研究者もいます。
これを踏まえ、鳥の祖先とされる始祖鳥より
原始的な特徴をもつ新種の鳥化石が発見されたと
2013年5月30日に発表されました。
見つかった化石はほぼ全身にわたり、羽毛の跡も見つかりました。
全長は51cm、
中世代ジュラ紀中期から後期(約1億6500~1億5300万年)の標本。
名前は、アウロルニスと名付けられ、名前の由来は「あけぼのの鳥」です。
アウロルニスの骨格分析により、始祖鳥より恐竜により近いことが分かりました。
恐竜に近い原始的な鳥の発見。
これにより、恐竜か、はたまた鳥類か曖昧な存在であった始祖鳥は
鳥類へ分類される説が有力になりそうです。