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世界の化石産地【マンゴ国立公園(Mungo National Park)】

・オーストラリア、ニューサウス・ウェールズ州西部の
約4億年前の湖底が剥き出しになった砂漠地帯です。

・世界遺産「ウィランドラ湖群地域内」(WillandraLakesRegion)の一部です。
・2005年、氷河期(約2万年前)の人類の足跡が457個発見され話題になりました。

・1ヶ所からみつかった足跡数としては最多で、オーストラリア最古といわれています。
・足跡は13㎝程度の子供と思われるものから30㎝のものまであり、
推定身長が2mぐらいの人が時速20㎞程度で走った形跡もみられたようです。

・この大きな足跡は「ヨーウィー」(Yowie)のものではないかと、
地元ミステリー好きの間で噂にもなったようです。
(ヨーウィとは先住民アボリジニ達の間で語り継がれている謎の生物です)

オスのエミュー

・人の足跡の他、大型鳥類のエミューやカンガルーの足跡も発見されています。
・石器に古代の炉辺や貝塚なども発見されていて、
人類がオーストラリア大陸で生活し始めた太古の様子がうかがえます。
(炉辺とは、囲炉裏のそばのことです。太古とは、
大昔のことで、ここでは約4万年前ごろをさします)

・1968年に火葬された世界最古の女性の骨が発見され、
その後、男性の骨も発見されました。

・調査によって一度は女性の骨は26000年前、男性の骨は62000年前と判定
されましたが、再調査により両遺骨は4000万年前のものとされました。