隕石は「鉄とニッケルの合金」や「鉄を含んだ鉱物」を含んでいる物質です。
「鉄とニッケルの合金」といった鉄の化合物は、自然界で産出されることがなく
地球では発見されないものです。
でも、こうした隕石は地球の内部構造を知る上でとても重要なものとなります。
なぜなら、実際に地球を割って調べることはできないため、
地球の内部構造に似た物質をもった隕石が参考にされるからです。
地球の中心核(コア)が「鉄隕石」、核とマントルの境界が「石鉄隕石」、
マントルが石質隕石の一種である「エコンドライト」といったような感じで対比されます。
また、中心核(コア)は同じ「鉄隕石」で、マントルが「石鉄隕石」、
地殻(地球の表層部)が「エコンドライト」というように対比されることもあります。