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中生代 恐竜

あたまの大きな恐竜と言えば?

突然ですが、クイズです。

頭の大きな恐竜と言えばどんな恐竜でしょうか?

正解の恐竜の頭の大きさは、およそ2メートル60cmくらいあります。

恐竜の全長は、約9mくらいです。

なんと1/3近くも頭が占めるではないか・・・。

オドロキの頭の大きさです。

体重は、およそ5トンから8.5トンくらい。

草食恐竜です。

そして、非常に人気が高く、世界的にも有名。

白亜紀の北アメリカ大陸に生息していました。

ここまでのヒントで、もしかするとわかった方がいるかもしれません。

正解は・・・。

『トリケラトプス』です。

骨戦争!マーシュが発表したトリケラトプス
骨戦争!マーシュが発表したトリケラトプス

トリケラトプスは、名前の通り3本の大きな角を有する角竜です。

鼻から1本、おでこあたりから2本の巨大な角が生えています。

彼らの頭部は異様に大きく、比較すれば軽自動車くらいはありました。

想像するだけで圧倒されますね。

トリケラトプスの本物角化石
トリケラトプスの本物角化石

トリケラトプスは、角以外にも立派なフリル(襟飾り)をもっていました。

ですから、頭部にかかる重量の負担はものすごく、その理由からか首回りの筋肉が異様に発達していたということです。

トリケラトプスのフリル(えり)部分
トリケラトプスのフリル(えり)部分

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極端に首が長い恐竜のはなし

体の半分以上を首が占める、極端に首の長い恐竜がいます。

みなさん、ご存知でしょうか?

その恐竜は、中国で発見されました。

発見された場所は、中国四川省の「馬門溪」というところ。体長は20~35mともいわれます。

その半分の長さが首だというのですから、ヘビもびっくりの長さです。さて、ジュラ紀後期の中国には、首の長い竜脚類が繁栄していたようです。

その恐竜の名前ですが、地名が名前となっているのです。

竜脚類恐竜 乗用車との比較
竜脚類恐竜 乗用車との比較

そう、「馬門溪」という地名です。これは、「マメンチ」とよむのです。

そう、『マメンチサウルス』が正解です。でも、この発音、日本独特らしく、ラテン語風に発音すると、『マメンキサウルス』になるとか。日本では、このマメンチサウルスに関連して、モシリュウが有名です。

モリリュウは、岩手県岩泉町武師(モシ)で発見された竜脚類化石なのですが、発見時は、マメンチサウルスの仲間だと考えられていました。

その後、発掘された地層の年代が異なること、属する科が違うことなどがわかり、仲間でないことがわかったのですが・・・。

アジア大陸も、恐竜化石の話題は尽きません。

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恐竜が繁栄した3つの時代 名前の由来

恐竜が繁栄した時代は、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の3つの時代です。

この3つの表現は、地質時代とよばれる時代区分の名前です。

(英語でGeologic time scaleやGeological ageといいます。)

ジュラ紀に繁栄した竜脚類恐竜
ジュラ紀に繁栄した竜脚類恐竜

地質時代は、地球と生命のこれまでの長い歴史を

地層に区切って表現した時代なんですね。
さて、恐竜の繁栄した時代の三畳紀、ジュラ紀、白亜紀ですが、

なぜこういった名前がついたかご存知でしょうか。

白亜紀の小型肉食恐竜
白亜紀の小型肉食恐竜

それぞれの地質時代には、名前の由来があります。

名前の由来は、以下の通りです。

 

三畳紀・・・三色の層(赤色の砂岩、白色の石灰岩、

茶色の砂岩)が重なっている地層から名づけられた。

南ドイツに地層に由来する。

 

ジュラ紀・・・ジュラ山脈に見つかった石灰岩層から名づけられた。

ジュラ山脈はフランスとスイスの間にある山脈。

 

白亜紀・・・フランスとイギリスにかかて、チョークとよばれる白い地層がある。

これが、「白亜」という意味で名づけられた理由。

背中のトゲが特徴スピノサウルス(Spinosaurus)
背中のトゲが特徴スピノサウルス(Spinosaurus)

この3つの地質年代、ヨーロッパを中心に名づけられていますね。

19世紀、化石発掘の大ブームが巻き起こったイギリスをはじめとする周辺国では、

地質学の発展も急速に進んだようです。