生きとし生けるものはどの時代も生存競争をして、食べ物や住むところを確保し、
子どもを増やして進化を続けようとするものです。
それでも、地球をおそった5回の大量絶滅をまぬがれなかった生物がたくさんいます。
それでは、絶滅の危機にさらされたとき、
どんな生物が生き残りやすいのでしょうか?
それは、主に3つあります。
1つ目は、生息範囲が広いということです。
ある地域が壊滅的な状況に陥っても、生息範囲が広い生き物なら、
別の地域で生き残れる可能性があります。
2つ目は、省エネルギー性の生き物です。
食べる量がすくなかったり、生きていくのに必要なエネルギーが少ないほど、
食べ物がないといった危機にさらされても生き延びる確率が高まります。
3つ目は、同種の個体数が多いということです。
たくさんの死者がでたとしても、同じ種類の仲間が
多く生息していれば、絶滅しにくいのです。