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中生代 恐竜

オルニトミムスのくちばし機能

ダチョウに似た姿で足が速いことから「ダチョウ恐竜」とも呼ばれるオルニトミムスは
白亜紀後期、北米に生息していました。
ダチョウにたとえられる通り、恐竜の中で一番足が速
く時速50〜80km/時で走ったといわれています。

学名のオル二トミムスとは「鳥の模倣社」という意味です。(オルニス=鳥、ミムス=模倣)
1995年カナダのアルバータ州で、とても保存の良い状態のオルニトミムスの化石が発見されました。

頭部の化石を研究したところ、くちばしにはケチラン質の跡や現代のアヒルや
カモと同じ様な柔らかいクシ状の組織があることがわかりました。

この特徴から水中の微生物などをすくい食べていて、
水辺で生活していた濾過食ではないかといわれています。

また、水中の微生物などだけでは十分な量を確保できなかったのではないかという点と
胃に胃石があったことから、植物食や小動物や昆虫などを食べた
雑食だったのではないかともいわれています。

食性については、まだはっきりとした結論は出ていません。