化石を発掘する人はどんな人が多いのでしょう?
まず、最初に想像しやすいのは考古学者ですね。
考古学者とは、地球上に暮らした生物などの遺物や痕跡を調べて
生物の全貌を解明し研究する人のことを言います。
もちろん古生物を研究することが仕事ですから化石を掘るという
作業をするのに最も近い人たちといえますね。
あとは、博物館関係の人や趣味で化石を掘っている人など。
さて、昔むかし、1820年代メアリー・アニングという女性が化石を発掘していました。
女性で化石発掘に加わるという人は、珍しいほうかもしれません。
彼女は研究者でもありません。
しかしすばらしい発見をした人物として有名です。
プレシオサウルスという首長竜を皆さん知っていますか?
彼女は首長竜として有名なプレシオサウルスを発見した人物なのです。
首長竜は海で生活するはちゅう類です。
中生代の三畳紀に現れて、陸の恐竜と同じ時代に海の中で繁栄しました。
プレシオサウルスはジュラ紀の海に栄えた約2~5mの大きさを誇る首長竜です。
エラスモサウルスに比較的近い種類の仲間です。
彼女は研究者でもないのに、なぜこのような発見をしたのか?
その答えは意外です。
彼女の家は困窮しており、家計を助けるために化石を発掘しては売っていたのです。