・ベルギーのエノー州、約1億2000万年前(白亜紀前期)の地層
・1878年、石炭層を採掘していた炭坑夫たちが30体以上の
イグアノドンの完全な全身骨格化石を発見しました。
・現在、この化石はベルギー王立自然史博物館に展示されています。
・この発見により、イクアノドンの復元についての研究が大きく進み、
鼻の角とされていたのものが、前肢の親指のスパイク状の骨であることが判明しました。
また歩行が、4足歩行→2足歩行→4足歩行に復元されました。
これは前肢の5本指のうち真ん中の3本が手の甲側に曲がる
特殊な関節をもっていて歩行に使われたと考えられたためです。
今は通常4足歩行で、体重の軽い若いイクアノドンや急ぐ時などは
2足歩行をしていたのだろうとされています。