恐竜の足跡化石からは、前足と後ろ足を調べることができます。
ほとんどの恐竜が前足より大きな後ろ足をもっていました。
ティラノサウルスやタルボサウルスなどのように前足が短く後ろ足の
差が大きい場合、前足は歩行に使われなかったと考えられています。
つまり、獣脚類は二足歩行で歩き、後ろ足のみを使っていたとされています。
なかには前足を補助的に使う恐竜もいました。
比較的長い足をもっていたハドロサウルスやイクアノドンです。
前も後ろも短く、しっかりした足をもった角竜類や竜脚類などは
四足歩行をしていました。
でも「腕トカゲ」と呼ばれた、竜脚類のブラキオサウルスは
後ろ足よりも前足のほうが長かったようです。