カニは漢字で「蟹」と表記します。
実はこの「蟹」という漢字はある人物の行動からきているのです。
約4000年前に巴解という男が中国の長江デルタ地域の工事を行うことになりました。
工事が始まり夜火を焚くと「夾人虫」という虫が集まってきて、工事にきてた作業員を襲い殺してしまいました。
困ってしまった巴解は、堀を巡らせた城を築き堀に湯を入れた上でまた夜火を焚きました。
すると思惑とおりに夾人虫がやってきて次々に湯の入った堀に落ちていったのです。
そして堀に湯をどんどん入れ夾人虫の退治に成功しました。
気づくと赤い色に変化した夾人虫はからはいい香りが・・・。
巴解が仲間と一緒にこれを手にとって食べるととても美味しかったようです。
こうして夾人虫を退治した巴解は勇敢な男と崇められ、
夾人虫は巴解の足元にいる虫という意味で「蟹」とよばれるようになりました。