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ドミニカ産の琥珀の特徴

ドミニカ産琥珀は、ほとんどのものが透明で、さまざまな色があります。
黄色やオレンジ色に近い色が多く、緑や青色を帯びているものも中にはあます。
その美しさから宝石として加工されることも多く、虫入りの琥珀も人気があります。

ドミニカの琥珀の中に閉じ込められている昆虫は、バルティック琥珀のものより
豊富な種類が存在するといわれています。
研究者によると、バルティック地に住む昆虫は約1万種、ドミニカで発見される種は
約2万種いるのではないかとされています。

なぜなら、ドミニカの地は熱帯のサバナ気候に属しているので
さまざまな種が繁栄しやすいと考えられるからです。
ただし、中に入っている昆虫で現在わかっている種類に関しては、
バルティック産のほうが多く、約5000種の昆虫が同定できています。

これに対し、ドミニカ産の昆虫はまだ100種くらいしか同定されていません。
この理由は、ドミニカ産琥珀の研究が、たった数十年前から始まったことに起因しています。
今後、研究が進むと、虫の種類ももっと明らかになっていくことでしょう。