よく、化石の話題の中にP/T境界という言葉がでてきますが、
一体何を意味する言葉でしょうか?
Pは「Permian」の頭文字で、ペルム紀のことを、
Tは「Triassic」の頭文字で三畳紀のことを表しています。
ペルム紀は古生代といわれる地層区分の最後の時代、
三畳紀は恐竜が活躍する中生代といわれる最初の時代を示しています。
要は、「古生代と中生代を分ける境目」を意味する言葉がP/T境界です。
ペルム紀と三畳紀の境目部分の地層ははっきりと区別できます。
なぜなら三畳紀の地層は黒っぽい色をしているからです。
地層が黒い理由として、絶滅後、おびただしい生き物の死体の分解が追いつかず
降り積もったためだと言われています。