カテゴリー
その他

ウニの形態

ウニは形から大きく二つの仲間に分けられています。
ひとつは丸い形の「正形類」(例:ムラサキウニ、バフンウニなど)、
もうひとつは平らでハート形の「不正形類」(例:タコノマクラ、ブンブクなど)です。

「正形類」は棘皮動物の特徴のひとつで5回回転軸をもつ五角形の構造をもっています。
口が下にあり、肛門が殻の真上あります。
生息場所は岩場が中心で、海底の海藻などを餌として生活しています。

「不正形類」は「正形類」から進化の過程でわかれたものとされています。
大きな違いのひとつに、肛門が殻の真上ではなく体の下後方にあります。

これは泥や砂に潜る生活を送るうえで変化したものです。
もうひとつの違いは、ランタンです。
ランタンがあるものもいるようですが、あっても正形類のように自由自在に動かすことは出来ません。
その為、餌は口のまわりの棘や管足を使って小さな粒子状のものをとって食べます。

この不正形類の棘は一般的により短く、間隔もより狭くなっています。
また管足の一部は穴掘りに使われ、一部は呼吸に使われています。

管足が呼吸に使われているのは正形類でも同じですが、砂などに潜った生活をする不正形類は、
酸素が手に入りにくい状況にあるのでより効率よく酸素を取り入れるための形の工夫がされています。

その形を簡単に説明すると、正形類が円柱のような形をしていていますが、
不正形類は平らな形をしていて酸素のガス交換の面積を大きくとっています。