カテゴリー
その他

ウミツボミとは

ウミツボミ(海蕾)は古生代のシルル紀からペルム紀にかけて海の中で繁栄した棘皮動物です。
本体は「ほう」とよばれる細かな石炭板が集まって形成されていて、
この「ほう」の形が植物の蕾に似ている事から『ウミツボミ(海蕾)』の名がつきました。

大きさは2㎝前後で真上からみると五角形をしていて中心に星形の口があり、
棘皮動物の基本である5方向への放射構造がはっきりとみてとれます。

「ほう」の外側上方からムチのような指枝を伸ばして海中の微少な有機物を
餌として集め、ウミユリのように岩などにくっついて海底で生活していました。