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魚が大活躍!デボン紀

デボン紀は魚類が進化発展を遂げた時代として有名です。

新生代第3紀サカナ化石

人間は骨を持つ脊椎動物ですが、魚は初めに脊椎をもった動物ですので、
言ってみれば我々の大大先輩にあたる生物です。

魚類は大きく分けて6つのグループに分けられますが、
全てのグループがそろっていたのは、古生代のデボン紀だけです。
2グループは絶滅してしまいました。

進化の上で欠かせないのが「アゴ」についてです。
初期の魚類にはアゴがありませんでした。
アゴがないので口を閉じるということができず、海水やどろをそのまま飲み込んでいました。

栄養に関しては、飲み込んだ中にあるわずかなものしか吸収できなかったのです。
1億年たった後、アゴのある魚が誕生しました。
アゴを得たことで、今度は栄養のある大きな生き物をかむことができます。
こうやって魚類は効率よく栄養をとって体を大きく成長させていったのです。

有名なのは、古生代最大の「ダンクルオステウス」という種です。

強靭なアゴをもつ古代魚ダンクルオステウス

ダンクルオステウスはぜんちょうがおよそ6メートルもある巨大な魚でした。
頭や体の前部分が骨でできた鎧で覆われている、とても頑丈な魚です。

強力なアゴをもっていて、海の中の食物連鎖の頂点にいた1種です。
魚類はその後、鎧があると動きにくいという理由で、
現代のように素早い動きができる魚に進化していくのです。

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