テクタイト(tektite)は、隕石の衝突によって作られる天然ガラスです。
語源は、ギリシャ語の「溶けた」を意味するketosからきています。
成分は地球の岩石と同じで、隕石ではありません。
形状は円形や卵形など様々で色も黄白色から黒色までと様々です。
隕石が燃えながら大気中に突入してくると、衝突したところは一気に高温となります。
そして、近くにあった岩石などが溶け飛び散ります。
飛んでいる間に溶けた岩石などが冷え、ガラス質になって固まり、
再び地上に落ちたものがテクタイトと考えられています。
テクタイトは衝突クレーターの位置に関連して、広く分布しています。