これまでの地球上に現れた最大の陸生哺乳類といえば「パラケラテリウム」です。
(旧名:インドリコテリウム)およそ3600万〜2400万年前、
中央アジア周辺に生息していたサイ科の哺乳動物です。
サイの仲間ですが首が長く今のキリンのように高い場所の木の葉をとって食べていたようです。
その体高は8〜10メートル、体重は15〜30トン。
キリンが約5メートル、アフリカゾウが最大7トンなので、とても大きなことがわかります。
1980年中国モンゴル自治区で「パラケラテリウム」をも凌ぐ大きな陸生哺乳類が発見されました。
それは3万年前の中国内モンゴルに生息した体長9.1メートル、
体長20トン以上のゾウ科哺乳類「松花江マンモス」です。
哺乳類が大型化した要因としては、恐竜が絶滅したことで
餌が豊富に手に入るようになったためだと研究者は考えています。
では大型は何故とまったのでしょうか。
その要因の1つは、わたしたち人類にあるといわれています。
人類が地球を支配するようになり、大型の陸上哺乳類は大きくなるための
スペースと食糧がなくなってしまったと言われています。