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中生代 恐竜

恐竜と怪獣の尾についての話②

恐竜と怪獣の体型を比べると、尾の描き方の違いがポイントになってきます。
スピノサウルス、メガロサウルス、アロサウルスや、ティラノサウルスなどの恐竜は
地面と平行で「ピン!」とした尾を持つ恐竜です。

最大肉食恐竜スピノサウルス(Spinosaurus)

そもそもなぜ恐竜はこんなピンとした長い尾を持っていたのかというと、
大きな巨体をバランスをとって歩くためだと言われています。
現生の動物で恐竜のような尾の形は見かけません。

だから、たった数十年前までの恐竜復元図は、現生のトカゲのように長い尻尾は
だらんと垂れた形で描かれていました。
いわゆる「怪獣」の体つきのような感じで、ティラノサウルスなどが描かれていたのです。

もちろん歩くときは、人間のように体をまっすぐにして、
尾で体の体重を支えながら歩いていたとされていました。
今の常識と照らし合わせる何だか面白いですね。

でも、日々の研究が進んだからこそこの姿は少しおかしい…、ということになったのです。

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