すでに絶滅している恐竜が、何を食べていたかということが、現在どうしてわかるのでしょう?
研究者は恐竜の食べ物を探るとき、恐竜のウンチと胃、そして歯の形に着目しています。

え?恐竜のウンチなんて残っているの?と思われる方もいるかもしれません。
じつは恐竜のウンチは珍しいものですが化石としてしっかり存在しています。
恐竜のウンチは「コプロライト(coprolite)」といいます。
この言葉はギリシャ語からきています。
ギリシャ語で【kopros】は糞や肥料という意味です。
大型恐竜ほど大きなウンチをしますから、比較的化石として残りやすいようです。
見つかった恐竜のウンチがどの恐竜のものだったかがわかりさえすれば、
その恐竜が何を食べたかわかるのです。
あとは、胃の中に残った食べ物から推測したり、歯の形状から植物を食べていたのか、
動物を食べていたのか、あるいは雑食性だったかなどがわかります。