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中生代 恐竜

極端に首が長い恐竜のはなし

体の半分以上を首が占める、極端に首の長い恐竜がいます。

みなさん、ご存知でしょうか?

その恐竜は、中国で発見されました。

発見された場所は、中国四川省の「馬門溪」というところ。体長は20~35mともいわれます。

その半分の長さが首だというのですから、ヘビもびっくりの長さです。さて、ジュラ紀後期の中国には、首の長い竜脚類が繁栄していたようです。

その恐竜の名前ですが、地名が名前となっているのです。

竜脚類恐竜 乗用車との比較
竜脚類恐竜 乗用車との比較

そう、「馬門溪」という地名です。これは、「マメンチ」とよむのです。

そう、『マメンチサウルス』が正解です。でも、この発音、日本独特らしく、ラテン語風に発音すると、『マメンキサウルス』になるとか。日本では、このマメンチサウルスに関連して、モシリュウが有名です。

モリリュウは、岩手県岩泉町武師(モシ)で発見された竜脚類化石なのですが、発見時は、マメンチサウルスの仲間だと考えられていました。

その後、発掘された地層の年代が異なること、属する科が違うことなどがわかり、仲間でないことがわかったのですが・・・。

アジア大陸も、恐竜化石の話題は尽きません。