「恐竜」という言葉の元を作ったのはリチャード・オーウェンというイギリス人です。
リチャード・オーウェンは恐竜の図鑑には必ず載っているといっていいほど有名な人です。
彼は比較解剖学者で古生物学者でもありました。
リチャード・オーウェンは、中生代に生きた生物を調べ、グループ分けをして
dinosouria(ダイノサウリア)と名付けました。
この言葉はギリシャ語からきていて、dinoは「恐ろしい、すごい」、sauriaは「トカゲ」を意味しています。
この二つの意味を組み合わせて「恐ろしいトカゲ」となり、日本でも「恐竜」とよばれるようになったのです。
では、誰が恐竜と訳したのでしょう?
実は詳しいことははっきりとは分かっていません。
地質学者の横山又次郎は1894年に本を書いているのですが、
その中に出てくる恐竜は、字が異なり「恐龍」という文字で表現されています。