丸い小さな粒のコンドリュール(chondrule)は、ギリシャ語の『粒』を意味する
コンドロス(chondoros)に由来しています。
これは、太陽系形成時に溶融状態で宇宙空間を漂いながら固まった
球状の粒子で、かんらん石と輝石を主な成分としています。
このコンドリュールを含むコンドライトは、太陽系の形成を調べる上で
とても重要な隕石になるのです。
エイコンドライトは、一度融けて分化した天体の石質のみが残ったものです。
これらは、『分化した隕石』や『惑星の地殻』とよばれ、地球の火山岩で最も多い
玄武岩(げんぶがん)に、組織や構造などが似ているといわれています。