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隕石(いんせき)

石質隕石(stony meteorite)とは?②

丸い小さな粒のコンドリュール(chondrule)は、ギリシャ語の『粒』を意味する

コンドロス(chondoros)に由来しています。

 

これは、太陽系形成時に溶融状態で宇宙空間を漂いながら固まった

球状の粒子で、かんらん石と輝石を主な成分としています。

 

このコンドリュールを含むコンドライトは、太陽系の形成を調べる上で

とても重要な隕石になるのです。

 

エイコンドライトは、一度融けて分化した天体の石質のみが残ったものです。

これらは、『分化した隕石』や『惑星の地殻』とよばれ、地球の火山岩で最も多い

玄武岩(げんぶがん)に、組織や構造などが似ているといわれています。