隕石(meteorite)はギリシャ語のmeteoron(空中のもの、天上のもの)に由来します。
また、隕石の「隕」は「高いところ(空)から落ちてくる」という意味で、
「隕石=高いところから落ちてくる石」をさします。
では隕石は何処からやってくるのでしょう?
端的にいえば、隕石は地球以外の天体のかけらなので宇宙空間から落ちてきますが、
映画にもなったあの「はやぶさ」(宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機)が
小惑星「イトカワ」で採取した微粒子を調べた結果、隕石の起源が小惑星で
あることが判明しました。
小惑星は、多くが火星と木星の軌道の間にあって太陽のまわりを
公転しているたくさんの小さな天体です。
この小さな天体は45〜46億年前の太陽系の誕生時に残った岩の残骸とされています。
そのため、小惑星を起源とする隕石は、惑星の誕生や進化などの
貴重な情報源といわれています。