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世界の化石産地【アタカマ砂漠】

・チリ北部、南北約1000㎞にわたる「世界で最も乾燥した砂漠」です。
・白亜紀後期(約7000万年前)の地層から多数の化石が発見されています。

・昔は海の底だったこの地域の化石は、今は乾燥した
気候のおかげで保存状態のよいものとなっています。

・2000年、チリでは最も完全な化石とされる新種の
竜脚類の化石が発見されました。

・体長が約8〜10mで体重は約5tと推定され、属名は「アタカマの巨人」
を意味するAtacamatitanです。

・また種小名はchilensisといい、初めてチリの国名がつけられました。
(竜脚類は、尾と首が長い4足歩行をする草食恐竜で、
三畳紀後期に出現しジュラ紀に最も栄えました。)

・恐竜化石の他、アンモナイトや貝、サメの歯に
クジラの化石などが見つかっています。

【おまけ情報:アタカマ砂漠は世界一綺麗な星空が見られる
ことでも有名です。2011年より、世界最高性能の電波望遠鏡
群「ALMA(アルマ)」の観測が始まっています。】