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中国で、未知の人類の化石発見!!

2012年3月、中国南部(中国広西チワン自治区)で1989年見つかった石器時代
の骨が分析され、その結果「未知の人類のものかも知れない」と議論をよび、
話題となっています。

未知の人類は発掘現場の「馬鹿洞」にちなんで「馬鹿洞人」と呼ばれています。
特徴は平たい顔、幅広の鼻、突出した顎と眉弓、大きな臼歯、
分厚い頭蓋骨と現生人よりも原始人に近いようです。

見つかった骨は、およそ1万4500年〜1万1500年前のものと考えられ、
比較的新しい時代のものです。

この時代はネアンデルタール人や他のヒト属の種は全て絶滅したと
考えられている時代のため、これが事実だとすると、
また新たなヒトの歴史がうまれてくることになりそうです。

ネアンデルタール人の頭部

研究者からは「当時、現生人類は異なる種と共存していた可能性がある」
といったものや、「現生人類が多様性に富んでいることを示したもの」
といったように様々な意見がでており、まだまだ決着はつかないようです。