恐竜の分類からみたテリジノサウルスの不思議①  

Posted by admin on 2013年11月6日 in 中生代, 恐竜 |

2013年11月3日、モンゴルゴビ砂漠で肉食恐竜の世界最大級の営巣地が発見されたというニュースが大きく報道されました。『営巣地(えいそうち)』という言葉、あまり聞きなれないですね。営巣地は、鳥が巣作りをする場所や区域をさす言葉です。今回については、獣脚恐竜テリジノサウルス類のものと推測されています。この営巣地、驚きの大きさで、幅は22メートル、長さは52メートルというすごさです。この区域に巣は18カ所も見つかったようで、卵も3~8個もあったとのこと。

テリジノサウルスの体形の不思議とその魅力について、①と②にわけてお話ししたいと思います。

①はじめはカメに間違えられた!?
テリジノサウルスの種小名はcheloniformis というのですが、これは「カメのような姿の」と言う意味に由来します。はじめに発見された化石が、巨大なウミガメに似ていてカメのような姿に復元されたということです。恐竜化石がカメらしき姿に復元されたという逸話。これは、テリジノサウルスがもつ、異様で巨大なかぎづめがもたらしたものといえるでしょう。

まさかのカメに間違えられた!?

まさかのカメに間違えられた!?

テリジノサウルスは8~12mの全長に比較して、爪の長さが約70cmあります。腕の長さをいれるとおよそ2メートル。どう考えてもアンバランスな体型をしています。

はじめてテリジノサウルスのイラストを見たときは、そのユニークな体格に、驚かれた方も多いのでは。まだの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

この巨大なかぎ爪は、未だ用途ははっきりわかっていないようです。爪の役割について、今のところ考えられているのは①獲物を切り裂いたり、自らの身を守った ②木の根を掘ったり葉を切ったりした ③地中を掘り起こして昆虫を食べた などがあります。

テリジノサウルスが植物性か肉食性か、はたまた魚食性か、未だはっきりとは分かっていないようです。歯やアゴの化石からすると、草食恐竜の特徴を持っているので、植物を食べるのに適している形とのことですが、直接的な証拠は今のところないようです。

続きは②へ。

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